日本の未来のために、「見過ごされた株式」に新たな価値を

当法人のウェブサイトへお越しくださいまして、誠にありがとうございます。 代表理事を務めております奥村佳史です。

私たちが運営する「政策保有株式・第三セクター株式買取本舗」は、利益の追求を目的としない非営利活動の一環として取り組まれています。

私たちの原点は、日本の資本市場の健全な発展に貢献するための研究活動にありました。日々、膨大なデータと向き合い、市場の構造を分析する中で、私たちはこの国の企業や地域社会が抱える、ある根深い課題に直面し、強い衝撃を受けました。

私たちの研究活動を通じて、日本経済が直面する深刻な課題の一つに気づかされた瞬間は、今も鮮明に記憶に残っています。それは、多くの企業で政策保有株式の売却が大きな課題となっている現実、そして第三セクター株式を保有していても収益を生まないため、バランスシートの圧縮という観点からその売却が強く期待されているという事実です。これらの株式は、企業間の関係性や地域振興を支える重要な役割を果たしてきましたが、現代の経済環境では、企業価値の向上や財務の最適化を求める声が高まっています。この発見は、私たちに大きな衝撃を与え、何か行動を起こさなければならないという思いを強くさせました。

実務の現場に目を向けると、確かに営利を目的としたファンドが、経営陣に敵対的な形で株式の買い取りを仕掛けるケースは散見されます。しかし、友好的かつ非敵対的に株式を保有し、長期的な安定を提供する仕組みは、驚くほど存在しないのです。このようなニーズが潜在的に存在する中で、私自身、過去に第三セクターで勤務した経験から、友好的で安定的な株主の存在こそが、会社経営を長期的な視点で支え、社会全体に有益な影響を与えることを実感してきました。20年以上昔の経験が、現在の活動に繋がっています。安定した株主基盤があれば、企業は短期的な利益追求に縛られることなく、真の価値創造に集中できる――この信念が、私たちの原動力となっています。

こうした背景から、私どもは政策保有株式と第三セクター株式の買受事業に着手しました。これは単なるビジネスではなく、社会貢献のための取り組みです。私たちは、企業が抱える課題を解決し、資本市場の健全化を図ることで、日本経済全体の活力向上に寄与したいと心から願っています。非営利の立場から、友好的なアプローチで株式を買い受け、長期保有を通じて安定した株主として企業を支える――これが私たちの使命です。

この活動は、前例の少ない、挑戦に満ちた道のりです。しかし、私たちは日本の資本市場と地域社会の未来のために、この取り組みが不可欠であると信じてやみません。

この志に共感し、私たちの活動を応援してくださる皆様と共に、より良い未来を築いていけることを切に願っております。

一般社団法人資本市場研究所
代表理事 奥村佳史

会社概要

商号一般社団法人資本市場研究所
英文名Center for Capital Markets Research
所在地東京都港区六本木4丁目3番11-319号
事業内容資本市場に関する研究
政策保有株式の買い受け
第三セクター株式の買い受け
基金返還請求権の買い受け